国内外から高い評価を得る豊島美術館―瀬戸内国際芸術祭

香川県の豊島にある『豊島美術館』は、なだらかな柔らかい曲線を描く真っ白な美術館です。水や風、光、音などの自然を全身で感じることのできる、まさに体験する美術館です。

緑と空の青に映える真っ白なコントラストが美しく、丸みを帯びたフォルムで自然と一体化しています。

豊島美術館
豊島美術館

豊島美術館はどんなところ?

豊島美術館はアートを内藤礼、建築を西沢立衛が手掛けた美術館です。
ここで展開されるアート作品は『 母型 』と呼ばれています。

建物は広さが40m×60mで、高さは最高で4.5mとなっています。
その特徴は何といっても柱が1本もないという点。広いコンクリート・シェル構造で大きな空間がぽっかりと空いています。

天井から降り注ぐ自然を体感

天井には大きな楕円の穴が2つ開いていて、そこから外の光や音が降り注いできます。時折ふく風がふわりと入ってくるのも、とても心地が良いです。

直島の地中美術館にある作品もそうですが、天候によって見る景色や感じかたが変わるので、2度として同じものが無いというのも素敵ですね。

母型―湧きだす泉を体験

豊島美術館にあるアート作品である『母型』は地面から水が湧きだす「泉」です。
床には小さな穴がぽつぽつと開いていて、そこから時折水がコロンと湧き出します。湧き出した水は、その小さな1滴と1滴が融合して小さな泉を作り出します。

鑑賞者である私たちはその『泉』や外からの風、音、光などを全身で体感することができます。

自由な鑑賞スタイル

豊島美術館の中は土足が禁止です。そのため中に入る際には靴を脱ぐのですが、暑い夏に行くとコンクリートのひんやりとした感触がとても気持ちいいです。

多くの人が座ったり、寝そべったりして作品を鑑賞していて、とにかく居心地がよく、ついつい長時間いてしまう美術館になっています。

体全身で自然を感じる

豊島美術館に来て毎回思うのは、ゆったりと自然に包まれているという事。

地面から湧き出す水や、天井の開口部から降り注ぐ光や風。外の木々のざわめきや鳥の声。日常で忘れてしまっている身近にある自然を再度思い出させてくれるかのようです。

豊島美術館はもちろん、島に来るたびに「ああ、自然はこんなに綺麗だった」と再認識します。

豊島美術館へのアクセス

この豊島美術館は豊島の唐櫃(からと)にあり、広い棚田と瀬戸内海が広がる景色の中に建っています。

豊島美術館
豊島美術館

唐櫃岡からのアクセス

  • 徒歩:10分
  • バス:2分(唐櫃岡集会所前から美術館前) 

芸術祭シーズンに作品が多く展示されている唐櫃岡の集落(唐櫃岡集会所前バス停)からは徒歩10分ほどで美術館が見えてきます。
集会所前のバス停からバスに乗れば 2分程度で美術館へ行くことができます。

さほど距離があるわけではないので、ゆっくりと歩いて景色を眺めながら行くのもおすすめです。歩いて行った先の道にぱっと瀬戸内海がひらけるので、とても気持ちが良いです。

唐櫃港からのアクセス

  • 徒歩:20分(1.5km 上り坂)
  • 自転車:5分
  • バス:3分(美術館前から唐櫃港)

唐櫃港から豊島美術館までは約1.5kmほどの距離があります。
歩いて20分~30分ほどで着きますが上り坂となっているので、唐櫃港から行く場合は少し注意が必要です。

レンタサイクルやバスを利用することで、移動の負担を減らすのもおすすめです。レンタサイクルには電動自転車もあるので、足に自信がない方は電動自転車がおすすめです。

家浦港からのアクセス

  • バス:15分
  • 電動自転車:30~40分(4km)

家浦港からはバスで15分、電動自転車でも30分ほどかかります。
距離にすると4kmほどはあるかと思います。歩いてもかなり時間がかかるので、バスやレンタサイクルを利用するのがおすすめです。

開館時間や休館日、入場料について

開館時間・休館日

開館時間などは月によって時間が変わっています。
2019年5月23日時点では以下のようになっています。

【3月1日~10月31日】
開館時間:10時~17時
最終入館:16:30

【11月1日~2月末日】
開館時間:10時~16時
最終入館:15:30

【休館日】
3月1日~11月30日:火曜日
12月1日~2月末日:火曜日~木曜日
※祝日の場合は開館、翌日休館
※月曜日が祝日の場合、火曜日開館、翌水曜日休館

詳しい開館日については公式HPの開館カレンダーを参照してください。
開館カレンダー|ベネッセアートサイト直島

鑑賞料

豊島美術館への入館料(作品鑑賞料)は1,540円です。
※15歳以下無料

瀬戸内国際芸術祭の期間中にパスポートを持っていても、別途料金が必要になります。