ビタミンやカリウムを豊富に含むみょうがは、夏と秋に旬を迎えます。
夏バテ対策にもなるので是非、食事に取り入れたい食材です。
そんなみょうがですが、食べるとバカになる、物忘れが酷くなるといったうわさや言い伝えがあります。そこで、実際はどうなのか詳しく紹介していきます。
みょうがを食べると物忘れが酷くなる?
よく、みょうがをたくさん食べると物忘れが酷くなる、バカになると言われることがあります。では、なぜこのような言い伝えや噂があるのかというと以下のような話から来ているようです。
言い伝えが生まれた元のはなし
釈迦の弟子のひとりである『周梨槃特(しゅりはんどく)』は、修行の作法を覚えることができず、自分の名前ですらいつも忘れてしまうほど物忘れが酷く愚かな人でした。その周梨槃特が亡くなり彼のお墓から生えた草が茗荷(みょうが)でした。そのため、みょうがを食べるとバカになる、物忘れが酷くなるといった俗説が生まれました。
ちなみに、周梨槃特は修行や句などを覚えることはできませんでしたが、釈迦の教えを守り悟りを開いています。
みょうがを食べても大丈夫かどうか
上記のような話があったために、みょうがを食べるとバカになると言われるようになってしまいましたが、実際にみょうがを食べたからといってバカになったり、物忘れが酷くなることはありません。
みょうがの栄養素と効果
みょうがの香りはα-ピネン(アルファピネン)という精油成分からきています。この成分は発刊を促し、汗と一緒に老廃物を出してくれるので解毒作用が期待できます。
また、皮膚や粘膜の健康を保ってくれるビタミンや、体内の塩分濃度を調整してくれるカリウムが豊富に含まれています。
消化を促進してくれる効果もあるため、夏バテしやすい暑い時期にはおすすめの食材です。
みょうがの食べ方
みょうがは香味野菜なので沢山一度に使うことはあまりありませんが、サラダや酢の物、あえ物などにして食べるとシャキシャキとした触感を楽しむことができます。
ねぎのように、冷奴やそうめん、そばなどの薬味として食べても美味しいです。
加熱すると香が損なわれてしまうので、加熱には適していませんが天ぷらや素揚げで食べる食べ方もあります。揚げたてであれば香りも楽しむことができるので、ぜひ作りたてを食べてみてください。
詳しい栄養素や保存方法、切り方などはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。